2024/11/14 [No.7989]
明日から猟期です。
毎年書いていますが、これは書かねばならぬ内容なので・・・
日本の法律では、法定用具(法律で定められた道具・銃、わな、網等)にて行う鳥獣の捕獲行為を特に「狩猟」と言います。 鷹狩りは、鷹を使います。鷹は法定用具ではないので「狩猟」では無く・・・また、禁止用具(禁止猟法)ではないので、免許がなくとも行える「捕獲行為」です。「狩猟」ではないので「狩猟」を行う場合に必用な「狩猟免許」は必要ないのです。また、鷹狩りでは免許が取れません。
取り締まる側の方や狩猟をされている方ですら、御存じでないこともありますので、聞かれたら「ちゃんと説明」できるようにしましょう。 狩猟読本でも、全部読めば判るのですが、部分的にしか読んでないと、勘違いされる可能性があります。
狩猟と同様に狩猟鳥獣(保護鳥獣でないの意)、狩猟区域(保護区、休猟区、狩猟道具を指定している区域でない)、狩猟期間(狩猟期間外は保護期間の意)は守らなければなりません。
日本での鷹狩り(捕獲行為)は鉄砲等での「狩猟」と同様、11月15日から翌年の2月15日まで(各都道府県によっては違いがあります)の期間に行うことが出来ます。その際には必ず県の狩猟担当部署に連絡を取り、鳥獣保護区等位置図(通称、ハンターマップ)の最新版を入手(もらえるはずです)し携行しましょう。また、狩猟鳥獣(下記に記載・法律で許されているだけで、鷹では獲れないものもあります。例えばヒグマ・ツキノワグマ等は無理!!)、法律で定められた事項を守り楽しく鷹狩りを行いましょう。 法律については狩猟読本を入手すると良いでしょう。 法律ですので、鷹狩りを行う以上は「知らなかった」は通用しません。 法律を知らないまま鷹狩りを行うことはしてはいけません。 法律を遵守して楽しみましょう。
狩猟鳥獣・・・カワウ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、クロガモ、エゾライチョウ、ヤマドリ(コシジロヤマドリを除く)、キジ、コジュケイ、ヤマシギ、タシギ、キジバト、ヒヨドリ、ニュウナイスズメ、スズメ、ムクドリ、ミヤマガラス、ハシブトガラス、ハシボソガラス、タヌキ、キツネ、ノイヌ、ノネコ、テン、イタチ(オスに限る)、チョウセンイタチ(オスに限る)、ミンク、アナグマ、アライグマ、ヒグマ、ツキノワグマ、ハクビシン、イノシシ、ニホンジカ、タイワンリス、シマリス、ヌートリア、ユキウサギ、ノウサギ
※各都道府県により捕獲・期間の制限等に違いがありますので必ず確認してください。例えば、メスキジの捕獲は多くの県で禁止されています。また、狩猟鳥獣に含まれているが捕獲圧が問題な種類もいます。例えば、ヨシガモ等は捕獲を控えましょう。1日の捕獲制限数も決まっています。皆さん事故やトラブルのないよう楽しみましょう。
狩りができる環境を大切にしましょう。 特にカモなどは居なくなるまで鷹で脅してしまえば、戻ってこなくなります。獲れもしない鷹で獲物は脅かさない(猟場を荒らさない)。先行者が居るようなところでは行わない。地元の人には挨拶する・・など、法律で定められている以上に気を使い、マナーを守り、楽しく、長く鷹狩りができるようにみんなで努力しましょう。 ゴミを拾うなどは当たり前だし、タバコのポイ捨ても絶対にダメ!!吸殻食べた鳥は死にますよ!! 畑等には入らない。入る場合は許可を受ける。また、作物を踏んだりしないなど・・・・
迷ったら、やめる、あきらめるようにしましょう。
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