2012/09/04 [No.3244]
渡り・・・1
「渡り/わたり」とは、拳から自然の木等に行かせ、「餌合子/えごうし/えごし」や「羽節/はぶし」等で呼ぶ訓練を言います。
ちなみに宮内省時代・・・花見先生は、「呼渡り/おきわたり」レベルで「丸鳩/まるばと」は使うものの、その後はほぼ餌合子しか使っていない・・・と聞いています。
まぁ、この子達はまだ「忍縄/おきなわ」をはずしたばかりですので、屋根などの人工物の方が止まり易いようで、木に行かせても止まらないでUターンしたり、木に上がっても、落ちたり・・・と、バタバタしています。
ちなみに諏訪流では、渡りで鷹を呼ぶ時には、鷹のスタートを確認したら、目を背ける格好で鷹が拳に止まるのを待ちます(受ける)。しかし、まだまだ止まるのが下手な上、アグレッションが出て・・・なんて、ことも考えられるので、背中を向けてはいますが、鷹の挙動は見ていなければなりません。 また、餌合子を使う時には、器のみで受けるか、ふたを添えて受けるか・・・によっても、違います。 ふたを添える場合は、事実上半身のような形になります。 まぁ、餌合子のふたも本来は添えないのでしょうが、鷹が出来るまでは、足が出たり、止まり損ねたり・・と、いろいろあるので、そこは臨機応変に対応せねばなりません。 あくまで「良い鷹」を作るため諏訪流放鷹術の教えや型はあり、型にこだわるあまり、鷹の動きや訓練段階を見誤ったり、おろそかにして良い訳ではありません。
|