2018/11/15 [No.5719]
オオタカ調教 か〜らの〜 初鳥飼い
今回、調教を始めたオオタカは昨年生まれのヨーロッパオオタカ(ロシア産×ロシア産)のメス個体(弟)です。 昨年、メス親はかなりのおばあでオス親もおじい・・・・その間の人工授精で生まれた最後の個体です。 オス親はまだ元気ですが、メス親は今年、卵は産んでいないし、一昨年の「塒/とや」(換羽)から極端に細い羽根が生え、胸には横班のない白い羽毛が多数(年々増えた)、最近は高さ1m程の止まり木に上がれなくなりました。まぁ、エサはバリバリ喰っていますが・・・
昨年、この個体を調教し始めたのですが、私のミスで大緒付きでロストしてしまい、4日後に知り合いの方から見つけたとの連絡をもらい回収(据上げた・・・が内容が内容だけに)・・・ 細かいケガはしていましたが、結果的には据下が適度に下がり、反応も良くなりました。 さらにしばらく飛んでいた分、飛びが良くなったことも期待され、むしろ・・・・だったんですが・・・・ 2日後の朝、迎えに行くと一瞬なんか翼が変!?と思ったのですが、拳に乗せてみても・・・普通?かと思いきや身寄りの翼がプランプランで(翼が逆向きに二つ折りになる状態)、骨折ではありませんでしたが脱臼しているうえ、関節の部分が露出するほどの大きな傷が・・・いわゆる「開放性脱臼」でした。ボウパーチに繋いでいただけなので「なぜ?」と言う思いが・・・と同時にこの鳥は飛ばせない・・・卵を産ます(おばあの血筋を残す)ために残した個体ですから、その目的はまだ可能性があるものの、治っても飛ばす方はもう無理だろうと・・・で、昨年はそのまま放置しました。 ヘタにいじるとかえって死なせるのではと思ったので安静のみで特に動かせないように固定とか、抗生物質などの薬も与えませんでした。
幸いそのまま元気に過ごし、翼も普通に羽ばたいて動かすので「飛ばせるのかなぁ?」と甘い期待を持つように・・・またこの個体はプリントが甘いと言うかおとなしい感じの個体ではないのでいじらないと卵すら産まないのでは・・・と まぁ、今年は調教できるオオタカの弟が特に居ないのと、塒がかなり早く終わったので、「少しいじってみるか!?」と軽い気持ちで調教を始めました。 ですが、脱臼した翼に負荷がかかるとどうなるか分かりませんし、そもそも可動範囲が狭まっているなども考えましたので、忍縄付きで飛ばせるまでして、動きを見て止める・・・と言う感じに考えていました。 さらに1年寝かせた格好なので、それも神経質になっているかもと言う問題もありで・・・
そんなこんなで、いい加減に始めた個体ですが、据えている程度では人はあまり気にせず、車なんかも気にせず・・・昨年少しやりはしましたが、フードも普通に被ります。 ただ、足が固い・・・さらに口餌は良く食べるが、餌合子の中のエサはつまんで捨てる・・・肉色が高いのかと下げても元気がなくなる一方で、それでも食べない。 困り果てて、止めることも含めて考え、一度肉色を上げることに・・・ 口餌で柔らかい胸肉中心に与え、日に3回ほど与え、据下で100gほど上げました。 元気は出ましたが、餌合子のエサは相変わらず食べず・・・ 今度は死なせる心配はなさそうなので、餌合子の切餌を大きめにし、口餌に餌合子を重ねているだけの状態から徐々に喰わせ、切餌も少しずつ小さくしていき・・・ その間は大きな口餌はやらないようにして続けようやく餌合子の切餌を気にせず食べるように・・・・ その後は丸ハシ仕込みを行い、ルアーを紹介し、忍縄付きでの渡りを始めました。 同時に外の簡単パーチに繋いで晒したりもしましたが、ハリスホークよりも周りを気にせず・・・と言うか見えてないのかも??? かみさんに、エガケに切餌を持たせ喰わせてもらおうと頼んだのですが、エガケの上の餌には反応せず、右手に持ち替えると見るんですが・・・と その前の「呼渡り/おきわたり」でもパーチに切餌を置いても反応せず、行かない。 まぁ、地面に放り投げると行くんですが・・・ハリスホークの時にも書きましたが、動く餌と動かないエサでは反応は違うのが当たり前ですがここまで極端なのは・・・・ かみさんの拳の餌はともかく、乗せた餌に行かないと、このクソ固い足ではパーチに止まらせるのも一苦労・・・手先の足が離れたと思ったら、身寄りの足に力が入り、身寄りの足が離れそうになると、手先の足がグローブに掴みかかりまた乗っちゃう・・・ 私の頭が足を見るために下がると顔に掛かる・・・・ どうにかこうにかパーチに乗せるとすぐに拳に来ちゃう・・・下手をすると顔や腕に来ちゃうので、走って離れて・・・汗だくになりながらの調教です。 挙句にこの子は相当なガニマタで拳に止まるので腕が傷だらけ・・・ 据えている時やパーチの上ではガニマタの感じがしないので、まだ人を嫌がり気味なんだろうと思いますが、バブアーを着ての調教に・・・・そのせいでさらに暑いんですが・・・ またパーチから繁殖小屋のハリスホークが見えると飛び掛かり、ハリスホークも応戦・・・・掴み合いになります。ですので、パーチをずらし・・・見えない位置に置いて渡り・・・ さらに他の鳥だと繁殖小屋の上に上げて渡りをして、高さ経験をさせたりするんですが、それも出来ません。 と言うのは屋根に上げようとしても拳を握り、飛ばせず・・・なのです。 ですので、忍縄付きでも渡りは今までの鳥の倍くらいの時間を掛けました。 またフリーにした場合は繁殖小屋の対面にある松の木に上げることから始めるのが通常なのですが、松の木だとハリスホークが見えるしなぁ・・という心配も・・・ しかし、フリーにするなら他所と言う訳にもいかないし・・・まだ田んぼは稲があるし、良い場所見つけるのも・・・ 結局、河童の敷地で普通にフリーにしましたが、最初はいつものパーチで・・・木に上げようにも離れない・・・離れてもUターンしてきて下手をすると足に掛かる・・・ 何度も嫌になりましたが、投げ出すわけにもいかず・・・ フリーにして1週間ほど・・・やっと少しマシに・・・ 最近は渡りは行く方はかなり木に近づかないと行かせられないのですが、来る方は50〜60m程(敷地内では限界)は毎日数本こなしています。 ルアーへの反応も良く・・・
で、本日「初鳥飼い/しょとりかい」(羽捕飼い/はとりかい・・・とも)に・・・
結果・・・全然ダメでした!!
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