2020/07/26 [No.6350]
鈴、鈴板、鈴革
基本的に日本では尾羽に鈴をつけます。 目的は、鷹を見失った時に探す為!! 鷹は、尾羽を振る(お尻/ぼんぼち?を振る)習性があります。 鷹を見失った時など(私は鴨猟主体ですが、特に雉猟時は良い鳥ほど見失うとのこと)も、落ち着けば尾羽を振るので、鈴の音色を拾いやすく、探せし易いのです。 海外では両足につけますが、音色を変えること(鈴の音色としての高音、低音)で、立体的に音を聞き、距離感を掴みやすくしています。 ただ、やはり両足に、いや片足であっても邪魔になることは明らかです。 まぁ、尾羽でも、藪を抜ける時には、引っかかる可能性はありえますが・・・
昨今は発信器、さらにはGPSと高性能な「探せる」アイテムが増えましたので、鷹を探すと言う目的は薄れつつあるかもしれません。
付け方としては、尾羽の真ん中2枚「鈴付/すずつき」(上尾/うわお)の軸・・・その付根の部分に鹿革で作った鈴革を巻き、針で糸を通し、縫い付けます。 その縫い付けた鈴革に鈴板を通し、鈴革を組み、交互に編み込み(ような感じ)、鈴を通し、さらに鈴革を編み込みます。 最後に私は瞬間接着剤をたらし、押さえて、長さを合わせて、余分を切ります。 もし外れたり、鈴が割れたりした場合、取り替えることも考え、あまり短くは切りません。 ちなみに鈴板は、諏訪流の伝統的には鯉のエラの骨部分が使われましたが、私はプラ板で自作したもの、現在は発信器はつけませんが、発信器もつけられるようにパイプもつけています。 さらに、伝統的には象牙、鼈甲、装飾のついたものなど、いろいろあったようです。 花見先生の時代の宮内省では、基本的に道具は簡素で、大名道具は使われていません。
花見先生の時代には、鈴は「鷭猟/ばんりょう」の時のみで、それ以外の時は『「気病み/きやみ」になる!』と言われ、外していたようです。 常に鈴の音がすると気が休まらない・・・と、言われていたわけです。
しかし、現在はつけっぱなしです。波多野鷹匠が言うには、海外の研究では、鷹の耳は鈴の音色のような高音が聞こえないので、問題ないとのこと・・・・ また、鷹部屋や外の「架/ほこ」に繋いでいるときに、つまりは目を離している時に、変に鈴がなった場合など、トラブル発見に少しでも役立つかもしれません。
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