かみうちの巻 424
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2020/08/07 [No.6362]

飛流し/とびながし
最終的に仕込みとして行う飛流しですが、鳩にも鷹にも忍縄は付けずに行います。
初列風切羽根を数枚抜いた鳩を、さらに目縫いやかんざしなども行ないます。
鷹の出来に合わせて、抜く羽根の数などのハンデの調整は行ないます。
据前のみで行う、手伝ってもらうのパターンがあります。
まぁ、実猟に近づけた模擬猟として行うものも飛流しです。
日本放鷹協会の鷹匠認定試験では、据前自身が鳩を飛ばし、鷹を羽合せる「飛流し」で審査されます。
ただ、見ている方もなんなんですが、審査する鷹匠達も、ついつい鳩に気を取られてしまいがちですが、試験では羽合せができているか?鷹の姿勢が崩れていないか?を見ています。

現在、仕込みを行なっているオオタカ フィニッシュ 弟については、飛流しはしばらく行ないません!!
なぜなら場所が厳しい・・・田んぼにはまだ水がありますし、他にと言っても適当な場所が見つからないからです。
広い空間のない場所で飛流しを行い、行った先の林の中で獲っちゃったりしちゃった・・・据え上げに入らなければなりません。
そうなればマダニなどのリスクもありますので、私としては、田んぼが空くまでお預けかと・・・・

飛流しを行うと「仕込み」としては、ここまで?
その後は、いよいよ野生の獲物に当てる「初鳥飼/しょとりかい」(「羽捕飼/はとりかい」とも)になりますので、実猟の範疇に・・・なるのかな!?
仕込みが区切りがついたと言っても、ここから「野仕込み/のじこみ」となりますが、経験させるのも仕込みと言えば仕込み!
ここからと言えば、ここからが真価を問われます!!

本日、仕入れで仕込みはお休み!!
お昼はI氏と「◯楅 東椎路店」にて「うまいラーメン(太麺使用)」を「麺 かため、味 こいめ、あぶら ふつう」で頂きました。
美味い!!味は思ったり濃いので、次は普通で良いかな!?
中部圏の人間は味濃い目・・・私も濃い味好きですが、そのせいで濃い目の選択をしないと、物足りなさを感じることが多く・・・・今回はある意味選択ミス!


2020/08/06 [No.6361]

振鳩/ふりばと
鳩(生きた)の翼の付け根に忍縄をつけ、鷹から離れて振り回し、鷹がスタートし、ある程度近づいたら、投げ上げて掴ませます。
この時、呼子を吹きながら行ないます。

振鳩は、本来出来のよろしくない鷹の飛行能力の向上のために行われます。
特に巢鷹には有効な仕込みです。
現在入手出来るオオタカはハンドレアード個体(要するに巢鷹/プリント)か、ペアレントレアード個体でも小屋育ちなのですので、有効と言えます。
また、振替と同様に据前以外の人に慣らす効果や据前への「懐け/なつけ」を良くするためにも有効です。

機嫌が悪い、または仕込みが悪く餌合子や羽節で降りない鷹を降ろすのに使うものではありません!
「鷹が降りない!」からと「すぐ鳩を振る」は、絶対やっちゃダメ!!

鷹匠としては「ダメの見本!」みたいなもので「ドンドン渡りの反応は、悪くなります!!」

振鳩の時に、鷹が鳩を持ち去ろうとするならば、丸バシの仕込み・・・特に据え上げに問題があったかもしれません。
掴んだ後に、水平飛行に移って飛び去ろうとしたり、据え上げに近づけた時に持って逃げようとするのは、問題行動です。
掴んだ後、なだらかに地面に降りるのは「掛けつれる/かけつれる」と言い、鷹の自然な行動ですので問題ではありません。

現在、日本放鷹協会では「実演では生きた鳩を使うべきではない」との考えで、ルアーでの振鳩の仕込みをも行ないます。
私が放鷹協会に入会した時には、先輩方々がすでルアーを振鳩で使っていましたが、オオタカでは反応が悪く、鳩を出さざるをえないこともありました。
まぁ、平常時に生きた鳩を使っていましたので、無理もないのですが・・・・
現在では、ここ数年は実演で鳩は出すこともなく済んでいます。
私自身は実猟でも、敢えて使わない限り、鳩を使うことはほぼありません。

オオタカ フィニッシュ 弟はまぁまぁ反応良く渡り、振鳩(ルアーでの)をこなしています。
昼からは芝刈りを・・・・


2020/08/05 [No.6360]

振替/ふりかえ
振替とは、二人で鷹を呼び合う仕込みです。
据前以外の人に慣らすための仕込みで、本来鷹匠はお殿様や御公家様の鷹を仕込みますので、そのなごりと言えます。
ご自身/据前以外にご家族や友人、飛ばしている所で出会う人にも(鷹が)慣れてもらう方がなにかと都合が良いかと思います。

据前と誰かで行う・・・と言う事になるのですが、この仕込みは下手な人(例えば、嫌々手伝わされる奥さんとか、子供さん)とは、行わない方が良い仕込みです。
据えが安定しない、口餌がうまく外せないなど、あしらい(あつかい)が下手だと、鷹が他の人を嫌うようになってしまいます。
また、餌を持って逃げようとする、足を出すなどの変な癖をつけてしまうかもしれません。
できれば、初心者はうまい人(先輩や譲り受けた人やお店の人)と・・・それなりにできる人(技術的に)は、教えながらで対処できる人(お手伝いしてくれる)と行う方が良いかと思います。

最初はやはり大緒の長さから、場合によりほぼ0mから始め、忍縄をつけ、そして忍縄を外して・・・・距離を伸ばします。
確実に行く距離から始め、失敗させないように・・・・
諏訪流ではある程度距離がある場合は、羽合せも行います。
ただ羽合せを行えるかどうかは「鷹が羽合せに対応出来るか?」やその時の顔色をうかがえないと、失敗につながるかも知れませんので、注意が必要です。

ちなみに放鷹では、丸鳩に忍縄や「水縄/みずなわ」(水浴び用に忍縄の切れ端などを使った、ごく短いもの・今ならルアーライン)をつけて、投げて呼んでもらう・・・・から始める・・・と!
これはルアーで呼ぶのと変わりませんね!

回り始めて、意図せず据下が下がったオオタカ フィニッシュ 弟は昨日バタバタでしたが、ほんの少しですが据下が上がった為、昨日よりは・・・・・
まぁ暑くて、鳥も私も辛いのは変わらないですが・・・・
ラナーハヤブサもほんのちょっぴり良くなった!?かも・・・・


2020/08/04 [No.6359]

呼渡り/おきわたり〜渡りへ
呼渡りとは、渡りを始める前に行う(渡りの初期段階)仕込みを言います。
木の枝や、地面などに「切餌/きりえ」を置き、鷹に行かせ、餌合子や羽節などで拳に呼び戻します。
※放鷹では、渡りとの区別があいまい・・・?

 これだけ・・・・

要するに、渡りというには短いと言うかごく短い距離で行うことを言います。
地面からならジャンプアップですね!!

ですが、切餌を使うことに意味がありますし、案外・・
・需要です!!

大緒の長さから始め「渡り」となっても忍縄の長さで・・・忍縄を外してからも、「腹の入れ替え」目的含め、その後も継続して行います。

暑すぎて、鳥も人もバテバテ!!
方法や時間を考えねば・・・・

写真は鷹の仕込みには、非常に重要な道具の一つ忍縄です。
絹製の撚り糸で、かなり丈夫です!


2020/08/03 [No.6358]

晝出/昼出/ひるだし
「放鷹」では、仕込みの中でも「もっとも困難」と書かれています。
夜の仕込みから、明けをこたえたとは言え、暗い中で近づくのと、明るくなってから近づくのでは大きな差があるからです。
私は、諏訪流を習い始めてすぐに実感しました。
当時はロシア産の網懸と思われる(もろ巣鷹は判りますが、網懸かひねくれ巣鷹かは、仕込みが進まないと判らない)個体を仕込んでいましたので・・・ここ最近入手可能な個体では、実感できないかもです。
現在、仕込み中のオオタカ フィニッシュ 弟も「喰い付かせ/くいつかせ」から明るい中で始めているので、全くハードルのない状態でした。

あ!・・・・餌入れなどの道具類のベルト(本来、帯)にぶら下げる位置ですが、丸鳩入れはヘソの位置です。
口餌籠も丸鳩入れに替えて使うので同じ位置です。
餌合子は右の腰骨の位置で、根付を短くしブラブラしないよう固定します。
鳩袋はおしりです。
丸鳩入れや口餌籠はへその位置ですので、鷹から口餌はまる見えです。
ですが、普段は掛かりません。
口餌を効果的に使うことで、右手が口餌に近づかなければ、鷹は口餌を無視するようになります。
口餌を気にしすぎたり、掛かろうとばかりする鷹は、仕込みに問題があると言えます。
ハリスホークで良くあるのですが、据え方に絡み失敗される方が多いのですが、丸鳩入れや口餌籠から口餌を取られてしまうケース・・・これをやっちゃうと、しつこく口餌を狙われます!!
楽に餌(獲物)を得ることを覚えてしまったのです。
据前の不注意、据え方が悪く、なにかの時に手が動いてしまったりする人に多いです。

鷹は獲物(餌)を獲ることは、すぐ覚えます。
だからこそ鷹は仕込むことが出来るのですから・・・・

今日は河童の敷地外で飛ばそうと、いつもの鉄塔へ・・・・・
ですが、鉄塔まで行かない!
Uターンして来ちゃいます。
変な癖つけたくないので、河童に戻って、敷地で・・・・・


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